烈火の軍狼追加! 新環境始まる!

 気が付いたら前回の更新からまるまる1か月が空いてしまいました。色々あって思うように遊べず。

 そうこうしているうちにカード拡張セット「烈火の軍狼」が追加され、ランクマッチもリセット。新環境の始まりです。

 早い方は月の変わった深夜のうちにSランクに到達しているようですし、そこまで早くなくとも昨日のうちに到達した人がかなりの数いるようですが、私も遅ればせながら本日Sランクに到達しました。

 主に使っていたのは「ランク上げしたいならとりあえずこれ」のミッドレンジオリンポスです。

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 構成の特徴としては《ケンタウロスの軽装騎兵》《テーパイの重装投槍兵》《英智神 アテナ》《ケラウノスの制裁》といったライフを攻めるためのパーツを不採用としていることですね。

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 この理由は至極単純で、オリンポス同型を強く意識した結果です。

 オリンポス同型ではお互いが同じ速度で動き合うため、展開したユニットが相討ちを繰り返し、両者のライフがあまり減らないまま中盤以降にもつれ込むという展開になりがちです。そしてそのような展開になった場合、勝負を決めるのはどちらのほうが強い盤面を構築できるかであり、引いたカードの太さが勝敗を分けます。

 そのため、相手のライフを削るのは得意なものの盤面を作るのは得意でないカードはすっぱりと切り、盤面構築重視でカードを選んでいます。

 おそらく《エルフの狩人》というただの3マナ2/3バニラのチュートリアル用カードを大真面目に使っているのは私くらいしかいないのではないかと思いますが、2/2の多いオリンポスに対して2/3は頼もしい性能です。これが《ケンタウロスの軽装騎兵》だったら2/2に対して有利交換を取れないどころか1マナ分損な交換しかできません。アズガルドのAoEをギリギリ耐えられるというのも評価ポイントです。

 流石にもうちょっとマシなカードはないのかと思うかもしれませんが、デメリットになりうる能力を持たないオリンポスで使える3マナ2/3は残念ながら現状これしかありません。

 

 

新環境のメタゲームは?

 はっきりとオリンポスとアズガルドの2強となっています。他の勢力の存在感は極めて希薄です。

 烈火の軍狼で追加されたカードの中では《軍狼神 アレース》と《百戦神 テュール》の2枚が抜けて強く、まさにその2勢力が暴れているという状況ですね。

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 そして今後のメタゲームの動向ですが、自分としてはこのまま2強状態が続いて動かないだろうという悲観的な見方をしています。

 というのも、2強の環境は1強環境以上にメタゲームが固定化しやすいからです。1強であれば他には勝てないがトップのデッキにだけは相性がいいというデッキによってメタゲームがかき回されうる余地がありますが、2強の場合片方に強いデッキがあってももう片方に勝てないのであればそのデッキは良い選択になりません。

 例えば、おそらくリリース後初期の環境で流行していたコントロールルクソールはアズガルドに対しては有利に戦えるでしょう。しかしオリンポスに対して大きく不利なため全く使いたいと思えるデッキではありません。

 そしてそもそも、オリンポスに対して有利に戦えるデッキはアズガルドくらいしかないのです。

 

 個人的にはオリンポスのなんらかのカードに対してNerfが入る可能性は高いのではないかと思っています。しかし、勢力固有カードがあまり強くなくニュートラルカードの価値が高い現状のカードプールにおいては多少のNerfを受けてもなお最強のガーディアンパワーを持つという強みだけでオリンポスはトップの地位を得られるでしょう。

 オリンポスが首位陥落するとしたらそれはNerfではなくインフレによってもたらされるだろうと考えています。