躍動したりしなかったりするメシーカのカード達

 メシーカのリリースからだいたい1週間が経ちました。

 リリース前に個人的に最も注目していたカードは《羽蛇神 ケツァルコアトル》で、「これは強すぎる! 将来Nerfされる!!」くらいに思ってたんですが、実際に使ってみると地形4つという条件はなかなか厳しく、安定して条件を達成できるようにデッキを組むとデッキ全体が貧弱になるため思ったほど強くはなかったです。この先地形を作るのがもっと簡単になったら暴れる可能性があるポテンシャルの高いカードではあるんですけどね。

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 メシーカというセットは全体的に地味な印象で、どれだけ環境を変化させたかというとそこまで大きな影響はなかったんですが、とはいえもちろん全く変化がなかったということはなく、いくつかの興味深い影響を環境にもたらしています。

 というわけで、環境に影響を与えたメシーカのカードのいくつかをピックアップしてみます。

 

 

 

オリンポス

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 《海母神 テティス》を軸に据えた海洋アテナは人気のアーキタイプとなっています。下準備が必要となるもののハマったときの爆発力が大きいのが魅力のデッキですね。

 海洋を作りつつユニットを場に出す《ポセイドンの贈物》も出すユニットがHP1と貧弱であるという欠点こそあるものの、《テティス》と相性がよくこのアーキタイプだとよく使われています。

 

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 一方のハデスが得たものは《スキュラの戦魚》くらいしかありませんが、海洋アテナがシナジーを利用した掛け算のデッキでありその分引きが噛み合わなかったときや妨害されたときの脆さを持つのに対し、ハデスは直線的に相手ライフを攻めていけ安定しているという点でアテナとは差別化できており、依然として優れたガーディアンです。

 

 

ルクソール

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「デュエルエクスマキナの開発は正気を失ったのか!?」と思えるほどに強いことしか書いてない《測定神 セシャト》、及び壁役として最高レベルのスペックを持つ《彷徨える石像》の加入によりルクソールはデッキパワーが底上げされました。《彷徨える石像》は《セクメトの殺戮》で盤面を流しながら自分にだけユニットを残すという動きができる点でルクソールとの相性がいいですね。

 ただ、これだけの強化を得てもなおオリンポスの速攻デッキには勝てないというのがルクソールの悲しいところです。逆にオリンポスを完全に捨てると他のデッキすべてに有利がつけられるようになるというのはルクソールのいいところですね。

 

 

 

トリニティ

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 烈火の軍狼で追加されたレジェンダリーカードとしては《テュール》と《アレース》という化け物の陰に隠れてイマイチぱっとしなかった《死天使 サリエル》ですが、今回《彷徨える石像》という最高の相方を得て遂に輝ける時が訪れました。《サリエル》で《彷徨える石像》を食べるコンボは決まるとすさまじいテンポとアドバンテージをもたらしゲームを決定付けてくれます。今ランクマッチにいるトリニティはだいたいこのコンボを搭載していますね。

 

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 個人的には《船守猫 シップキャット》や《冥獣 チュパカブラ》まで組み込んでシナジーに寄せた構築をするのも面白そうだなと思っていますが、まだ研究不足なのでそれが強いのかはわかりません(笑)

 

 

 

 

 

 

 一切触れていない勢力が2つほどある気がしますが今回はこれで終わりです。