師子王杯で使用したミッドレンジルクソールの解説

 3敗するまでに何勝できるかを競う師子王杯、最終成績は25勝で(同率)3位でした。

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 負けは回線落ちが1回と先手オリンポスに押し切られて負けが2回。回線落ちで1回負けてしまっているのが残念ですが、まあCPUと5回くらい当たってるのでトントンということで。

 

 デッキは、最初コントロールアスガルドを使っていたのですがドレイン重視型のルクソールにボコボコにされて5勝くらいしかできなかったのでルクソールに乗り換えて挑戦してました。リストは以下。

 

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 ルクソールというとドレインを重視したアグロ型と除去やAoEを詰め込んだコントロール型が主流だと思いますが、少し珍しいミッドレンジ型のルクソールです。

 

 ルクソールは《アメミット》《アヌビス》《アメン》と高コスト帯に強力な固有カードを多く持つ勢力です。しかし、序盤の展開でテンポ負けしてライフを押し込まれてしまうとそれらの強力なカード達が活躍できないまま負けてしまいます。そこでこのデッキでは序盤の展開でテンポ負けしにくいように意識したカードチョイスを行っています。

 具体的には2マナ域が他のルクソールとは大きく異なりますね。一般的には2マナ域は《メンネフェルの踊り子》や《ワセトの船大工》などの破壊されると手札を供給してくれる1/2が採用されることが多いですが、1/2では2マナの基本スタッツである2/2ユニットとトレードができずテンポ負けしてしまいます。2/1もハデスのガーディアンパワーで殺されてしまいブロッカーとして信頼が置けません。そこで、このデッキではきちんと2/2のスタッツを持つことにこだわって2マナ域を選択しています。2マナ域の枚数も、なるべく初手に安定して来るよう6枚です。

 《ワセトの騎兵》も同様にテンポ負けしないことを意識しての採用です。2/3というスタッツは相手の2/2に対してテンポ勝ちしやすく優秀です。

 

 このデッキが狙っているゲーム展開は主に2つあります。

 ひとつは序盤からユニットを展開し気持ちよく殴っていく展開。相手ライフを押せば最後は《ファラオマスクの呪い》が勝利をもたらしてくれます。スペルが3種類に絞られているので、《セシャト》でのサーチ込みで手札に《ファラオマスクの呪い》が2枚来ることも珍しくありません。そうなれば攻撃で10点削るだけで勝つことができます。

 そしてふたつめはユニットの相討ちを繰り返してゲームをスローダウンさせ《アメン》の着地を目指すプランです。自分より早いアグロデッキ相手は自分が攻める側に回れないのでこちらを目指します。

 このように相手のデッキやゲーム展開次第で異なるプランが選択でき、早いゲームにも遅いゲームにも対応できるため、極端に相性の悪い相手が存在せず安定したデッキとなっています。

 対オリンポスも、相手が先手でこちらが《セシャト》を引けない場合は負けますが、逆にこちらが先手で《セシャト》を引けているなら勝ちます。

 

 

個別カード解説

 

・《セクメトの殺戮》

 このカードがデッキに入っていることは忘れたつもりでプレイすべきカードです。「どうせセクメトでリセットするから展開は控えめにして~」なんてことは考えずに常に盤面が有利でいられることを目指します。セクメトはそれでも盤面が制圧されてしまった場合の保険的存在です。決してこのデッキはセクメトに頼ったデッキではありません。

 自分の場にHP5以上のユニットがいるならその攻撃を通すためにセクメトを使うこともそこそこあります。それで相手ライフが5以下になるなら次のターンのファラオマスクで勝てますからね。

 

・《ウアジェトの猛毒》

 撃たずに我慢することが大事なカードです。《カオスキメラ》を筆頭に同型の《アメミット》や《アヌビス》などHPが高くこのカードでしか対処しづらいユニットが存在するため、《彷徨うゴーレム》などに適当に使ってしまわず本当に致命的なユニットに合わせることが大事です。特に自分の場に《ギーザの魔装兵》がいる場合は怨念を利用して対処できないかを考えるといいです。

 

・《測定神 セシャト》

 このデッキではスペルがコスト5以上のものしか入っていないため確定で3点以上のドレインをすることができます。

 ターゲットがランダムなので、当たってほしいところに確実に当てられるように相手のしょうもないユニットをガーディアンパワーのデバフで無力化するのではなくきちんと破壊しておくようにしましょう。

 

 

おわりに

 これは個人的な信念なのですが、ソシャゲ・スマホゲーの類のイベントは無理なく楽しむ程度にしかやらず、走ることはしないようにしています。他人と競って延々周回プレイをするというのが非常に不毛で楽しくないと感じるからです。イベントを走ることに時間を費やすのであれば、別のゲームをするなり、あるいはゲーム以外のなにかをするなりといったことにその時間を使ったほうが遥かに有意義で楽しいというふうに思っています。

 ですのでDXMのイベントもこれまで上位を目指してプレイするということは全くやってこなかったのですが、今回の師子王杯は初めて上位を目指してプレイしました。師子王杯のルールは膨大な時間を費やしたからといって上位に入れるようなものではなく、そこまで時間を費やすつもりのない普通のプレイヤーでも一部の廃人層と競って勝てるようになっているからです。

 そして、今回の師子王杯で上位を目指してプレイしての感想ですが……楽しかったです!!

 負けられる回数が決まっているため一戦一戦に緊張感がありましたし、勝った時の嬉しさ、負けたときのくやしさも大きなものでした。それに、どれだけ勝利数を伸ばせるかという挑戦は他のプレイヤーと比較しての順位を意識せずとも自分のベストスコアを更新できたらそれで嬉しいという類のものでゲーム性が高く、そういえば昔ポケモンのバトルタワーで夢中になってたよなーということを思い出しました。

 そんなわけで、次回の師子王杯も楽しみにしています! できれば1位を取りたいな~とも思いますが、今回1位の方の成績を見ると驚異の38勝。なかなかハードルは高そうですね(笑)