新セット『メフィスト』リリース! 注目カードレビュー

 皆さんお久しぶりです。ちょっと他の事をしていて2か月ほどデュエルエクスマキナから離れていましたが、第3弾カードセット『メフィスト』のリリースを機に戻ってきました。

 メフィストと同日にリリースされたドラクエライバルズもとりあえずある程度は遊ぶ予定なので、ドラクエライバルズがまともに動かずにいる間に集中的にランクマを回して、既にSランクには到達しています。2か月間全然やっていなかったせいでFランクからのスタートで試合数がかかったためもあってかSランク到達時の順位は8位。そこから10位以内に入れていると気分がいいためレート1950くらいまで上げているという感じです。

(余談ですが、離れている間アプリの起動の遅さによるストレスが耐えがたいのでログインすらしない日が続いていました。現状でもまだ起動にかかる時間が長すぎると感じています。かなり大きな離脱要因になってしまっていると思うので、今後の更なる改善に期待したいです)

 

 さて、メフィストです。

 全体的な印象として、これまでにない新しいギミックがいろいろと用意されてありつつ低コストの優秀なユニットや除去といったデッキの基盤部分を支えるようなカードも多くあり、カジュアル的にもガチ的にも見どころのあるいいセットだなと感じています。

 これまでのカード追加だと、烈火の軍狼ではテュールが強すぎ、メシーカは全体的なカードパワーが低くゴミカードが多すぎ、それぞれに大きい欠点があったんですが、メフィストはそのあたりかなりちょうどよく感じますね。極端に強すぎるカードを作るのではなくそこそこ強いカードをたくさん作ることで魅力的なセットにしているというのが良いです。

 ベータテストの先手を取ったアグロオリンポスがひたすら勝つだけのゲームだったときから見ている身からすると、着実に開発チームの能力が上がってきているなという印象を抱いています。

 

 というわけで本題。そんなメフィストの注目カードのレビューです。

 

 

オリンポス

アテナイの喜劇役者》

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 単純にデメリットのない1マナ2/1の種類が増えたというのは大きいです。

 

コリントスのワイン売り》

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 サイズ差を乗り越えるのに使うのもライフを余分に2点削るのに使うのもオリンポスと噛み合っています。ユニットとして見ると基準以下ですが、このカードはスペル枠として見るべきでしょう。実際に少し使ってみて感触は良かったのですが、2枚引いてしまうと機能しづらく弱いことが多かったので1枚だけ採用するのがベストなのかもしれません。

 

《悲面神 メルポメネー》

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 今回のオリンポスのカードの中で一番強いと思います。サナムが速攻を持って殴っている姿を見て、思わず「バグかよ…」と言いたくなりました。

 

 

ルクソール

《セシャトの記録器》

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 小回りが利き使い勝手のいい除去スペルです。だいたい2点か3点飛ばすカードですが、上手く噛みあって彷徨うゴーレムなんかに4点飛ばせることも決して低くない頻度であります。

 ただ個人的にはこのカードをデッキに入れてしまうと測定神セシャトを使う際の外れになってしまうため好きではありません(セシャトの記録器なのにセシャトと相性が悪いとはこれいかに)。

 

ルクソールの魂送祭》《タウエレトの神官》

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 この2枚がものすごく強いのかというと別にそんなことはなくそこそこ程度なんですが、一定水準以上のパワーレベルを持つ地形シナジーカードが増えたことにより過去の地形シナジーカードの価値が引き上げられるという影響は重要です。

 

《復讐神 セクメト》《セクメトの血酒》《アーモロートの仮面屋》

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 復讐神セクメトは6マナで2/2を1体と4/3を2体出すというカード。単純にスタッツを合計すると驚異の6マナ10/8。2/2は2マナ相当、4/3は4マナ相当というふうに計算しても6マナで10マナ分の働き。ヤバイ。しかし当然デメリットは存在し、2/2のセクメト自身が死ぬと自ガーディアンが6点喰らってしまいます。もしも相手がアグロだったら6点も受けたら流石に死ぬ。

 しかしデメリットがあるならそれを消してしまえばいいわけで。《セクメトの血酒》と《アーモロートの仮面屋》はそれぞれ使い勝手のいい封印カードです。特に仮面屋が遺していった無の仮面の上にセクメトを召喚するとテンポロスなしでデメリットを消すことができます。

 過去弾カードとの組み合わせではセクメトからの外科医ベリザリオも横並びと全体バフという点でも相性がいいですね。

 自分のユニットを相手に渡すカードでデメリットを押し付けるという利用法もありますが、それをしてしまうと盤面の優位がかなり減ってしまうので自分はあまり好きではないです。

 

《アーモロートの収穫者》

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 ニュートラルのカードですが、イシスで使うと除去できる範囲が広がるためルクソールで最も輝くカードです。

 なかなか優秀ですが、2/1というスタッツが貧弱でやや物足りない印象もあります。

 

 

アスガルド

《隠秘神 ヘル》

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 セクメトの殺戮を耐えられる充分に高いHPを持ちつつ生き残ると勝つだけの制圧力を持つわかりやすく強いフィニッシャー。アスガルドを使いたいなら迷わず作るべきカードでしょう。

 

《永夜神 ノート》

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 ある程度自分の盤面が出来上がっていないと機能しないという欠点こそあるものの、逆に言えばある程度自分の盤面が出来上がっているならそのまま有利交換を繰り返して勝てるようになるというムチャクチャを実現するカード。間違っても3ターン目にぽんと出すカードではないですし、スペル枠で考えるべきカードでしょう。

 

《ノースの投斧師》

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 これまでアスガルドの6マナ域はナーフ後のテュールを使うかニュートラルのカードを使うかくらいしか選択肢がなかったんですが、これは新たな選択肢としてなかなか期待できそうです。

 

《ブラギの戦歌》

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 1マナなら2点飛べば充分、3点以上飛ぶならバケモノ。ガーディアンがトールならユニット数を稼ぐのもそう難しくないというのもあり極めて優秀と言えるでしょう。

 

人狼 ナルヴィ》《木栗鼠 ラタトスク

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 高性能な2マナ2/2が2種類追加されました。特に人狼ナルヴィはデュエルエクスマキナに現在存在する全2マナユニットの中でもトップクラスだと思います。

 アスガルドバルドルの閃光を使う都合上HP2以下のユニットはあまり積極的に採用したくないのですが、これくらい優秀だと気にせずに採用できるでしょう。



イズモ

《ゲンジの琴師》《怪異 スネコスリ》

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 デッキに採用できるレベルの1マナユニットが増えました。

 ただ、ゲンジの琴師に関しては最初強いと思っていたものの実際に少し使ってみた感触だと目の前に2/2を出されたときに手札に手裏剣がないと非常に苦しくなってしまいイマイチでした。

 

タケミカヅチの雷剣》

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 アグロがフェイスにダメージを通すのにうってつけの性能ですし、手札を減らさずに使える1マナスペルなのでゲンジの傀儡女との相性もよく優秀なカードです。何も考えずにデッキに入れても後悔しないでしょう。

 

《武器屋の特売》

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 ニュートラルのカードですが、1枚で1マナスペルを3回使えるという強みを最も活かせるのはイズモでしょう。普通のアグロにゲンジの傀儡女とのシナジーを期待して採用してみたときの感触だとシナジーが活かせなかったときに単体だとカード1枚分の仕事をするとは言いがたいためイマイチでしたが、今後スペル詠唱で誘発する強いカードの種類が増えたときに活躍の機会がやってくるかもしれません。

 

 

トリニティ

楽天使 サンダルフォン》《ジェノヴァの奇術師》《サンダルフォンの調べ》

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「ユニットのATKをHPと同じにする」という新スキルを持つカードは3種類用意されており、充分それを中心にデッキを組むことが可能になっています。ランクマッチでもこのサンダルフォントリニティはちょくちょく見かけますね。

 

《菜天使 ソフィエル》《修道院の薬草酒》

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 ともに上記のサンダルフォンと相性のいいカードですが、どちらも単体で優秀なのでサンダルフォンを使わない形のデッキでも採用に値すると思います。

 

《霊騎士 デュラハン

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 対アグロで頼もしい高HPの護衛ユニット。死ぬとデメリット地形ができてしまいますが、そのマスにユニットを置かないようにすればいいだけなのでそこまで大きなデメリットではありません。

 

ヴェネツィアの囚人》

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 2/3鉄壁1の時点でかなり硬いです。対オリンポスのブロッカーとして信頼できるものを求めているならこのカードの出番となるでしょう。

 

《審問所の召喚》

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 小回りの利く優秀な除去です。本音を言えば戦闘との組み合わせで重いユニットも対処できるダメージ除去のほうが欲しかったですが、まあ贅沢は言えません。

 

 

ニュートラ

《魔領主 メフィスト

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 上で隠秘神ヘルにしたコメントと同様に、そう簡単には落ちない高いHPを持ちつつ生き残ればゲームに勝てる性能があり、ミッドレンジ以降のデッキ同士の対決では多大な活躍が見込めます。ルクソールでもアスガルドでもトリニティでも是非採用したいレベルのカードなので、アグロしか使わないという人以外はとりあえず1枚は作っておきましょう。

 地味なところで神でも天使でもないのでホムンクルスのサルファーを気にする必要がないという良さもあります。競合となる他の7マナくらいのフィニッシャーって結構神と天使が多いんで。

 

《魔獅子 サブナック》

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 4マナ3/3の時点で最低限のスペックはありつつそこに更に除去までついてくるわけですから、コストに対して盤面を有利に持っていく性能はかなり高いです。デメリットとして自傷ダメージがありますが、4ターン目に出す分には相手ユニットを除去できることによって結果的にライフが削られにくくなるためそこまで気になりません。

 2枚引いてしまうと自傷ダメージが重くなってしまうため2枚目を採用できるかは微妙ですが、1枚なら広く様々なデッキに採用できると思います。